こどもみらい住宅支援事業

先日、旭ファイバーグラス株式会社さんののセミナーを受講させていただきました。

国交省から「こどもみらい住宅支援事業」のHPが今年の1月に公開され、新築や改修の中で当該断熱性能等に応じた仕様等にすることで、60~100万円の給付金が、事務局から施工会社に給付されるされるとのこと。

クライアント様には補助金分の還元等が得られます。

出典:国交省HP

一定の省エネ性能を有する住宅(大阪や京都は地域区分5、6です)であれば、60万円の給付金が得られます。

私は設計内容やデザインなどはもちろんこだわりますが、建物の断熱性能に非常にこだわった設計をしています。

UA値(外皮平均熱貫流率)が0.87以下、ηAC値(平均日射取得率(冷房期))が3.0以下の設計は基本としていますが、優先的に断熱性能を上げるようにしています。

最近お問い合わせがあるクライアント様の多くは、U値、η値に非常に敏感で、等級5やZEHとしてくださいとのご要望もあります。

一般的に100~200㎡の住宅を計画する場合は、等級5が取れる設計としています。

等級5はハードルはさほど高くはありませんが、ZEHとなると少し設備投資も必要となります。

いつも自分が住むときには、、、ということを念頭に入れています。意匠性が高くても断熱性能があまりよくない外皮デザインはよろしくないし、窓が大きくても風が抜けないと嫌だしと、「快適」をずっと考えています。

写真は昨年竣工した、H-Houseです。

クライアント様から夏も風がよく通り涼しいとご連絡を頂きました。

東側の縦滑り窓2か所とリビング大開口サッシから風を入れて、西側のハイサイド窓から熱を抜くイメージです。

この地域の風向(環境省HPや現地調査)や隣接する既存建物の窓の位置や用途を考えながら、最適な窓位置と大きさを決めました。

私自身が、クーラーの冷風が好きではないため、冷房をしなくても夏涼しい家をいつも考えています。(ご依頼されるクライアント様の中にはクーラーガンガンが好きな方ももちろんおられますが、体にいいものを勧めています)

窓の位置や大きさが非常に大切です。理論も大事ですがこれは経験なのかなと思います。

と、長くなってしまいましたが環境工学はとても面白いのです。

ご興味あるお方は、お気軽にご相談ください。

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